【一問一答】狭窄症の人でも行える健康づくりのための運動はないですか?|カラダネ

【聞く】名医が答える一問一答

【一問一答】狭窄症の人でも行える健康づくりのための運動はないですか?

著者:竹谷内医院 院長 竹谷内康修

「名医が答える一問一答」のコーナーでは、多くの脊柱管狭窄症の患者さんが疑問に思っていることやよくある質問などに脊柱管狭窄症の名医が答えるコーナーです。
今回、質問に答えてくれる名医は、竹谷内医院院長・竹谷内康修先生です。

脊柱管狭窄症でもできるかぎりの運動を

脊柱管狭窄症の患者さんには、できる範囲で運動を行うことがすすめられます。過度に安静にしていると、筋力低下を招いて脊柱管狭窄症が悪化したり、高血圧や高血糖などの生活習慣病を招きやすくなったりするからです。
一般に、健康づくりのための運動といえば速歩があげられますが、脊柱管狭窄症の患者さんでは間欠性跛行のために、速歩どころか、歩くのもつらいという人がほとんどでしょう。
そこで、間欠性跛行を起こさずに行える運動としておすすめなのが自転車こぎです。自転車こぎなら、運動中、前かがみの姿勢になるので、間欠性跛行が起こりにくくなります。
実際、長く歩けないという脊柱管狭窄症の患者さんも、自転車なら乗れるという人は多いものです。
自転車こぎでは、歩行にかかわる腰の深部筋肉や太ももの筋肉が効率よく鍛えられるので、転倒・寝たきりの予防に役立ちます。もちろん、高血圧や高血糖、肥満の改善にも大変効果的です。
自転車こぎは週3日、1日30分程度を目安に行ってください。軽めのペダルを速めに回すことを心がけるといいでしょ
う。
自転車こぎと同様、室内で用いるエアロバイクを活用してもいいでしょう。

・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。

出典

16年8月号_Mid.jpgわかさ8月号 脊柱管狭窄症克服の極意 名医10人の111問111答
http://wks.jp/wakasa1608/
著者:竹谷内康修

●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。


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