【聞く】名医が答える一問一答
【一問一答】脊柱管狭窄症の人がタバコを吸っていても大丈夫ですか?
著者:清水整形外科クリニック院長 清水 伸一
「名医が答える一問一答」のコーナーでは、多くの脊柱管狭窄症の患者さんが疑問に思っていることやよくある質問などに脊柱管狭窄症の名医が答えるコーナーです。
今回、質問に答えてくれる名医は、清水整形外科クリニック 院長 清水 伸一先生です。
喫煙は脊柱管狭窄症にも当然悪い
脊柱管狭窄症の原因として見逃せないのが、老化による椎間板の変性です。椎間板とは、背骨を構成している椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている軟骨組織のことです。この椎間板の弾力性が失われると、椎骨どうしがこすれ合って骨棘(トゲ)が形成され、これが脊柱管を狭めて神経を圧迫する原因になります。
近年の研究で、椎間板の老化を早めて腰痛を悪化させると危険視されているのが、喫煙です。椎間板の主成分はコラーゲンですが、これを体内で合成するには、ビタミンCが欠かせません。しかし、喫煙の習慣があると体内のビタミンCが激減するため、コラーゲンの合成が滞って椎間板の変性が進むのです。
脊柱管狭窄症の原因として見逃せないのが、老化による椎間板の変性です。椎間板とは、背骨を構成している椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている軟骨組織のことです。この椎間板の弾力性が失われると、椎骨どうしがこすれ合って骨棘(トゲ)が形成され、これが脊柱管を狭めて神経を圧迫する原因になります。
近年の研究で、椎間板の老化を早めて腰痛を悪化させると危険視されているのが、喫煙です。椎間板の主成分はコラーゲンですが、これを体内で合成するには、ビタミンCが欠かせません。しかし、喫煙の習慣があると体内のビタミンCが激減するため、コラーゲンの合成が滞って椎間板の変性が進むのです。
ビタミンCは粉末を利用するのもあり
そのため、脊柱管狭窄症に悩む人は、禁煙を始めるとともに、ビタミンCを努めてとってください。ビタミンCは、レモン・イチゴ・パセリ・ブロッコリーなどの果物や野菜に豊富です。市販のビタミンC(アスコルビン酸)の粉末を利用するのもいいでしょう。ビタミンC粉末は、1日1~3gを目安にとります。
また、喫煙で体内にニコチンが入ると腰の血流が悪化して筋肉や靭帯が硬直し、腰痛が悪化してしまいます。こうした観点からも、脊柱管狭窄症の治療では禁煙は必須条件といえるでしょう。
・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。
そのため、脊柱管狭窄症に悩む人は、禁煙を始めるとともに、ビタミンCを努めてとってください。ビタミンCは、レモン・イチゴ・パセリ・ブロッコリーなどの果物や野菜に豊富です。市販のビタミンC(アスコルビン酸)の粉末を利用するのもいいでしょう。ビタミンC粉末は、1日1~3gを目安にとります。
また、喫煙で体内にニコチンが入ると腰の血流が悪化して筋肉や靭帯が硬直し、腰痛が悪化してしまいます。こうした観点からも、脊柱管狭窄症の治療では禁煙は必須条件といえるでしょう。
・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
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