【一問一答】運動療法は自分で試していいのですか?|カラダネ

【聞く】名医が答える一問一答

【一問一答】運動療法は自分で試していいのですか?

著者: お茶の水整形外科 銅冶英雄

「名医が答える一問一答」のコーナーでは、多くの脊柱管狭窄症の患者さんが疑問に思っていることやよくある質問などに脊柱管狭窄症の名医が答えるコーナーです。
今回、質問に答えてくれる名医は、お茶の水整形外科 機能リハビリテーション クリニック院長・銅冶英雄先生です。

自分に合った運動療法なら試してもいい

痛みやしびれ、間欠性跛行(こま切れにしか歩けなくなる症状)が軽減し、自分に合っていると実感できる運動療法なら試してかまいません。
近ごろは、薬などによる一時的な対症療法ではない脊柱管狭窄症を根本から改善する運動療法の優れた効果が広く知られるようになり、多くの患者さんから注目を集めています。

患者さん自身が「自分で治す」という姿勢が重要

リハビリ専門医である私は、腰痛の治療を病院にまかせきりにせず、患者さん自身が「自分の痛みは自分で治す」という姿勢で運動療法に前向きに励むことが大事と考えています。ですから、運動療法にみずから熱心に取り組んで、症状の改善に役立てている人が増えてきたことを大変うれしく思っています。
しかし、運動療法を試しても、症状の改善を十分に実感できない人が多いことは事実です。どのように腰を動かすと脊柱管狭窄症が改善するのかは、患者さんごとに違います。痛みを指標にして、効果を見極めながら運動療法を試し、症状がらくになるならその運動を続け、悪化するならほかの運動を試してみてください。

・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。

出典

16年8月号_Mid.jpgわかさ8月号 脊柱管狭窄症克服の極意 名医10人の111問111答
http://wks.jp/wakasa1608/
著者:銅冶英雄

●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。


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