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【症例報告・エピドラスコピー】50mも歩けない重症の狭窄症が改善し、術後も良好
著者:自治医科大学附属病院 准教授 五十嵐 孝
つらい腰痛を除く手術で注目されている「エピドラスコピー」。負担の大きい外科手術ができない高齢者などにも適用できる体にやさしいエピドラスコピーですが、実際にエピドラスコピーを受けた患者さんの話も気になるところ。
そこで、この記事では、自治医科大学附属病院 准教授の五十嵐孝先生にエピドラスコピーを受けてつらい症状が改善した例を紹介してもらいます。
●エピドラスコピーについては、下の記事をご覧ください。
脊柱管狭窄症が悪化し次第に歩けなくなった
栃木県に住む浜田久子さん(主婦・58歳・仮名)は、5年前に突然、腰痛に見舞われ、そのうちに右足も痛くなり、50mも歩くと足がだるくなって動かなくなる間欠性跛行の症状が出てしまいました。
自治医科大学附属病院の整形外科を受診したところ、脊柱管狭窄症と診断され、ブロック注射などの治療を行いましたが、痛みが再発したため、外科手術を検討する前に麻酔科でエピドラスコピーを受けることになったのです。
エピドラスコピーで浜田さんの脊柱管に内視鏡を挿入すると、神経根の周囲に癒着と炎症が確認できました。
そこで、内視鏡で癒着をはがし、神経根に局所麻酔薬とステロイド薬を注入し治療を終えました。
手術の翌日には、浜田さんは足腰の痛みがほぼ消え、いくら歩いても足がだるくならなくなったのです。1週間後、浜田さんは無事に退院。
さらに、1年後に再検査を行いましたが、エピドラスコピーの治療効果が持続していることを確認できました。
栃木県に住む浜田久子さん(主婦・58歳・仮名)は、5年前に突然、腰痛に見舞われ、そのうちに右足も痛くなり、50mも歩くと足がだるくなって動かなくなる間欠性跛行の症状が出てしまいました。
自治医科大学附属病院の整形外科を受診したところ、脊柱管狭窄症と診断され、ブロック注射などの治療を行いましたが、痛みが再発したため、外科手術を検討する前に麻酔科でエピドラスコピーを受けることになったのです。
エピドラスコピーで浜田さんの脊柱管に内視鏡を挿入すると、神経根の周囲に癒着と炎症が確認できました。
そこで、内視鏡で癒着をはがし、神経根に局所麻酔薬とステロイド薬を注入し治療を終えました。
手術の翌日には、浜田さんは足腰の痛みがほぼ消え、いくら歩いても足がだるくならなくなったのです。1週間後、浜田さんは無事に退院。
さらに、1年後に再検査を行いましたが、エピドラスコピーの治療効果が持続していることを確認できました。
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