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【読者体験記・痛みナビ体操】横断歩道を渡るのすら苦労する狭窄症の痛みが、壁おじぎ体操で回復
著者:お茶の水整形外科 銅冶英雄
この記事では、お茶の水整形外科院長・銅冶英雄先生が開発した「痛みナビ体操」を行って、脊柱管狭窄症の症状が改善した読者の体験記を紹介します。
田川義弘さん(81歳・仮名)は、痛みナビ体操の「壁おじぎ体操」を行って、腰の痛みや足のしびれを改善できました。
痛みナビ体操については、以下の記事をご覧ください。
●脊柱管狭窄症の改善率71%!腰痛にも効果大の画期的な運動療法「痛みナビ体操」とは?
●[痛みナビ体操・実践編その1]約6割を占める前屈改善型の人に最適な「壁おじぎ体操」
必ず医師の治療を受けたうえで、セルフケアの一環として記事にあることを試してみてください。
腰痛が悪化しトイレに行くのもつらかった
50代後半のこと。私は、機械装置の検査をする仕事をしていました。その仕事中、床に置いてあった400g程度のモンキー・レンチを拾おうと腰をかがめたとたん、腰がギクッとして激痛が走ったのです。その場で動けなくなったため、同僚に支えられながら車に乗り、近くの整形外科に連れていかれました。
医師に注射を打ってもらい、薄い金属板が入ったコルセットを腰に巻きつけられて帰ってきたのを、今でも鮮明に覚えています。
しばらくはほとんど動けませんでしたが、整形外科に2ヵ月通院したところ、日常生活がようやく送れるところまで回復しました。ただし、満足できる回復ではありませんでした。
コルセットを巻いていても、腰を少し曲げたり、歩いたときに上下の振動があったりしただけで、腰に激痛が走ります。そのため、トイレに行くときでさえ、ソロリソロリと歩いていたし、車の運転もできませんでした。また、かがむことも重い物を持つこともできなかったため、体を動かさずにすむ仕事に変えてもらいました。
なお、このときはゆっくり歩くことしかできないので、横断歩道を渡り切るのが大変で、信号が青になった瞬間に渡りはじめるなどして気をつけていました。
それ以降もずっと通院を続けていましたが、腰痛はいっこうによくなりません。むしろ、徐々に悪くなってきて、10年たったころには腰痛だけでなく、両足のひざから下全体にしびれが出るようにもなりました。
特に、両足の指先のしびれがひどく、朝起きてから夜寝るまでしびれが続いていました。この先、いったいどうなるかと強い不安を覚えました。
50代後半のこと。私は、機械装置の検査をする仕事をしていました。その仕事中、床に置いてあった400g程度のモンキー・レンチを拾おうと腰をかがめたとたん、腰がギクッとして激痛が走ったのです。その場で動けなくなったため、同僚に支えられながら車に乗り、近くの整形外科に連れていかれました。
医師に注射を打ってもらい、薄い金属板が入ったコルセットを腰に巻きつけられて帰ってきたのを、今でも鮮明に覚えています。
しばらくはほとんど動けませんでしたが、整形外科に2ヵ月通院したところ、日常生活がようやく送れるところまで回復しました。ただし、満足できる回復ではありませんでした。
コルセットを巻いていても、腰を少し曲げたり、歩いたときに上下の振動があったりしただけで、腰に激痛が走ります。そのため、トイレに行くときでさえ、ソロリソロリと歩いていたし、車の運転もできませんでした。また、かがむことも重い物を持つこともできなかったため、体を動かさずにすむ仕事に変えてもらいました。
なお、このときはゆっくり歩くことしかできないので、横断歩道を渡り切るのが大変で、信号が青になった瞬間に渡りはじめるなどして気をつけていました。
それ以降もずっと通院を続けていましたが、腰痛はいっこうによくなりません。むしろ、徐々に悪くなってきて、10年たったころには腰痛だけでなく、両足のひざから下全体にしびれが出るようにもなりました。
特に、両足の指先のしびれがひどく、朝起きてから夜寝るまでしびれが続いていました。この先、いったいどうなるかと強い不安を覚えました。
耐えるだけだった日々の中「痛みナビ体操」と出会った
腰痛や足のしびれがひどいため、別の病院の整形外科を受診することにしました。MRI(磁気共鳴断層撮影)などの検査を受けたところ、腰部脊柱管狭窄症と診断されたのです。
医師からは、「腰まわりの筋肉を鍛えなさい」といわれ、傾きのある台にあおむけに寝て起き上がり、腹筋を鍛えるリハビリを理学療法士の指導のもと、毎日のように続けました。
その結果、前に着用していたものより薄いコルセットに換わり、一人で車を運転して通院できるようになりましたが、相変わらず腰に振動が伝わると電気が走るような激痛に襲われました。歩くときも、それまでと同じようにソロリソロリで、ドンとふつうに足を着地させることができないのです。
ちなみに、こんな状態ではありましたが、心配性の妻には痛みやしびれがひどいことを話せず、一人で耐えていました。
そんな生活に転機が訪れたのは、「痛みナビ体操」のことが紹介されていた雑誌を見つけ、すがる思いで購入しました。
そして、「痛みナビ体操」の「壁おじぎ」という体操をその日から毎日、1〜2時間おきに真剣に行ったのです。前かがみになるのはらくにできたので、毎日、続けられました。
腰痛や足のしびれがひどいため、別の病院の整形外科を受診することにしました。MRI(磁気共鳴断層撮影)などの検査を受けたところ、腰部脊柱管狭窄症と診断されたのです。
医師からは、「腰まわりの筋肉を鍛えなさい」といわれ、傾きのある台にあおむけに寝て起き上がり、腹筋を鍛えるリハビリを理学療法士の指導のもと、毎日のように続けました。
その結果、前に着用していたものより薄いコルセットに換わり、一人で車を運転して通院できるようになりましたが、相変わらず腰に振動が伝わると電気が走るような激痛に襲われました。歩くときも、それまでと同じようにソロリソロリで、ドンとふつうに足を着地させることができないのです。
ちなみに、こんな状態ではありましたが、心配性の妻には痛みやしびれがひどいことを話せず、一人で耐えていました。
そんな生活に転機が訪れたのは、「痛みナビ体操」のことが紹介されていた雑誌を見つけ、すがる思いで購入しました。
そして、「痛みナビ体操」の「壁おじぎ」という体操をその日から毎日、1〜2時間おきに真剣に行ったのです。前かがみになるのはらくにできたので、毎日、続けられました。
2ヵ月で腰痛と足のしびれが引き、5ヵ月後には信号もらくらく渡れるように
こうして、壁おじぎをやりだしたところ、腰痛や足のしびれが少しずつ和らいできて、それまでやっていたリハビリよりも大きな効果を実感できました。
気分よく壁おじぎを続けた結果、2ヵ月たったころには腰痛と足のしびれがだいぶ引き、4ヵ月たったころにはほとんど感じなくなりました。
壁おじぎをやって5ヵ月には、ソロリソロリではなく、ドンと足を強く床に着いて歩けるようになりました。振動で腰痛が起こることもなく、玄関でピョンと段差を飛び下りたり、階段の上り下りがらくにできたりするようになったのです。
もちろん、横断歩道も怖くなくなりました。わざわざ信号が青に変わったときに歩きだすのではなく、青が点灯しているときにサッサと走って渡り切れるようになっています。
これらの変化は、腰痛や足のしびれがひどかったときには全く考えられなかったことです。
最近は、腰痛や足のしびれが取れたため、壁おじぎを行う回数を減らしました。とはいえ、毎朝起きてすぐに壁おじぎを行ったあと、3〜4時間ごとに必ず行っています。
このように、腰痛と足のしびれがなくなってから、腰痛を訴えていた妻にも「痛みナビ体操」のことを教え、妻も行うようになりました。すると、たったの2セット行っただけで、腰痛が解消したと喜んでいます。
これから先も、妻とともども痛みナビ体操を行って、腰痛を再発させないように元気に過ごしていきたいと思っています。
・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。
こうして、壁おじぎをやりだしたところ、腰痛や足のしびれが少しずつ和らいできて、それまでやっていたリハビリよりも大きな効果を実感できました。
気分よく壁おじぎを続けた結果、2ヵ月たったころには腰痛と足のしびれがだいぶ引き、4ヵ月たったころにはほとんど感じなくなりました。
壁おじぎをやって5ヵ月には、ソロリソロリではなく、ドンと足を強く床に着いて歩けるようになりました。振動で腰痛が起こることもなく、玄関でピョンと段差を飛び下りたり、階段の上り下りがらくにできたりするようになったのです。
もちろん、横断歩道も怖くなくなりました。わざわざ信号が青に変わったときに歩きだすのではなく、青が点灯しているときにサッサと走って渡り切れるようになっています。
これらの変化は、腰痛や足のしびれがひどかったときには全く考えられなかったことです。
最近は、腰痛や足のしびれが取れたため、壁おじぎを行う回数を減らしました。とはいえ、毎朝起きてすぐに壁おじぎを行ったあと、3〜4時間ごとに必ず行っています。
このように、腰痛と足のしびれがなくなってから、腰痛を訴えていた妻にも「痛みナビ体操」のことを教え、妻も行うようになりました。すると、たったの2セット行っただけで、腰痛が解消したと喜んでいます。
これから先も、妻とともども痛みナビ体操を行って、腰痛を再発させないように元気に過ごしていきたいと思っています。
・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
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