【集う】体験記・症例紹介
【症例報告・ネコ伸び体操】3ヵ月行ったら狭窄症の痛みがほぼ半減し、ゴルフもできた
著者:清水整形外科クリニック院長 清水伸一
「体験談・症例報告」では、医師の治療に加えて、本サイトで紹介する自力改善方法で、実際に脊柱管狭窄症の症状が回復した人の体験談などを紹介します。
ここでは、「ネコ伸び体操」を行って、症状が改善した北岡浩二さん(58歳・仮名)の症例を清水伸一先生が紹介します。
必ず医師の治療を受けたうえで、セルフケアの一環として記事にあることを試してみてください。
●「ネコ伸び体操」について、詳しくは以下を参照してください。
重度の脊柱管狭窄症でもできる「ネコ伸び体操」で体幹筋・歩行力をアップ 必ず
医師の治療を受けたうえで、セルフケアの一環として記事にあることを試してみてください。
ウツ状態に陥るまで狭窄症の腰痛が悪化
埼玉県に住む会社員の北岡浩二さん(58歳・仮名)は、数年前にギックリ腰を経験しました。友人の引っ越しを手伝いに行って荷物を抱えた拍子に、腰に激痛が走って動けなくなったのです。
ギックリ腰は1週間寝込んでも回復しなかったため、北岡さんは近所の整形外科を受診しました。処方された鎮痛薬のおかげで、数日後に痛みは当初の2割ほどに改善しましたが、腰の重だるさが残りました。
しかも、その後、しだいにふくらはぎにしびれが出てくるようになり、再び整形外科を受診してMRI(磁気共鳴断層撮影)検査を受けたところ、腰部脊柱管狭窄症と診断されたのです。知人がこの病気を患っていてそのつらさを聞いていた北岡さんは、強いショックを受けたそうです。また、唯一の趣味のゴルフもやめなければいけないと考えたといいます。
北岡さんの当時の症状は、腰痛が8割でしびれが2割と、腰痛がひどい状態だったそうです。腰の痛みで会社でも仕事にならず、特に立ちどおしの電車通勤中は地獄だったと話していました。
整形外科では週1回の神経ブロック注射と鎮痛薬の処方が行われましたが、症状はあまり変わりませんでした。そのため、北岡さんはウツ状態にも陥り、抗ウツ薬まで必要になったそうです。
埼玉県に住む会社員の北岡浩二さん(58歳・仮名)は、数年前にギックリ腰を経験しました。友人の引っ越しを手伝いに行って荷物を抱えた拍子に、腰に激痛が走って動けなくなったのです。
ギックリ腰は1週間寝込んでも回復しなかったため、北岡さんは近所の整形外科を受診しました。処方された鎮痛薬のおかげで、数日後に痛みは当初の2割ほどに改善しましたが、腰の重だるさが残りました。
しかも、その後、しだいにふくらはぎにしびれが出てくるようになり、再び整形外科を受診してMRI(磁気共鳴断層撮影)検査を受けたところ、腰部脊柱管狭窄症と診断されたのです。知人がこの病気を患っていてそのつらさを聞いていた北岡さんは、強いショックを受けたそうです。また、唯一の趣味のゴルフもやめなければいけないと考えたといいます。
北岡さんの当時の症状は、腰痛が8割でしびれが2割と、腰痛がひどい状態だったそうです。腰の痛みで会社でも仕事にならず、特に立ちどおしの電車通勤中は地獄だったと話していました。
整形外科では週1回の神経ブロック注射と鎮痛薬の処方が行われましたが、症状はあまり変わりませんでした。そのため、北岡さんはウツ状態にも陥り、抗ウツ薬まで必要になったそうです。
ネコ伸び体操で腰痛が気にならなくなり仕事に集中できた
そんな北岡さんが私のクリニックを訪れたのは2013年の2月。北岡さんは一目見て前かがみ姿勢が定着していることがわかりました。また、触診を行うと腰部に筋肉のこわばりが見つかりました。
そこで、私は通常の治療をするとともに、北岡さんには腰を指で押したり、痛まない程度の前屈と後屈を行ったりして腰の筋肉のこわばりをほぐすよう伝えました。そして、腰の筋肉が柔軟になってから、ネコ伸び体操を行ってもらいました。
北岡さんは1日3セットを目安に、ネコ伸び体操を1ヵ月ほど続けました。その結果、体幹筋が強まったおかげでつらい腰痛がずいぶん和らいだのが実感できたようです。おかげで鎮痛薬の減薬にも成功しました。
ネコ伸び体操を始めて3ヵ月がたつころには慢性的な腰痛はほぼ治まり、ときどき腰に痛みが出たときにだけ鎮痛薬を飲めばすむようになりました。
北村さんは「腰痛はほとんど気にならなくなり、仕事にも集中できています。何よりあきらめていたゴルフを再開できたのが本当にうれしいです」と話しています。
脊柱管狭窄症の治療では、鎮痛薬や注射などに頼ることが有効な場合も多いのですが、腰自体の手入れを行うことこそが重要なのです。
・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。
●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。
そんな北岡さんが私のクリニックを訪れたのは2013年の2月。北岡さんは一目見て前かがみ姿勢が定着していることがわかりました。また、触診を行うと腰部に筋肉のこわばりが見つかりました。
そこで、私は通常の治療をするとともに、北岡さんには腰を指で押したり、痛まない程度の前屈と後屈を行ったりして腰の筋肉のこわばりをほぐすよう伝えました。そして、腰の筋肉が柔軟になってから、ネコ伸び体操を行ってもらいました。
北岡さんは1日3セットを目安に、ネコ伸び体操を1ヵ月ほど続けました。その結果、体幹筋が強まったおかげでつらい腰痛がずいぶん和らいだのが実感できたようです。おかげで鎮痛薬の減薬にも成功しました。
ネコ伸び体操を始めて3ヵ月がたつころには慢性的な腰痛はほぼ治まり、ときどき腰に痛みが出たときにだけ鎮痛薬を飲めばすむようになりました。
北村さんは「腰痛はほとんど気にならなくなり、仕事にも集中できています。何よりあきらめていたゴルフを再開できたのが本当にうれしいです」と話しています。
脊柱管狭窄症の治療では、鎮痛薬や注射などに頼ることが有効な場合も多いのですが、腰自体の手入れを行うことこそが重要なのです。
・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。
●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。
この記事が気に入ったらいいね!しよう