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【症例報告・足ふり体操】3週間で狭窄症による足の引きつれが和らぎ、腰痛も軽快して立ち仕事もらくになった

著者:「骨と筋」代表 宮腰 圭

宮腰圭先生が考案した、「足ふり体操」と「ゆりかごゴロゴロ体操」、この二つの体操・ストレッチを行って、実際に脊柱管狭窄症やすべり症、腰痛・坐骨神経痛などが改善した患者さんの例を宮腰先生にお聞きしました。

●足ふり体操については、下の記事をご覧ください。

●ゆりかごゴロゴロ体操については、下の記事をご覧ください。

腰痛と足のひきつれが何度も再発した

理容師の斎藤一雄さん(74歳・仮名)は、60代後半に整形外科で脊柱管狭窄症と診断されました。
MRIの画像検査では腰椎に骨棘のような変形はなかったものの、腰椎の後方にある黄色靱帯(椎骨どうしをつなぐ線維組織)が老化して膨らみ、脊柱管の中を通る神経を圧迫していたのです。
斎藤さんは、腰痛と足の引きつれが悪化したため、整形外科に通院していましたが、改善の兆しは見られませんでした。そこで、治療院にも通ってマッサージを受けていたものの、症状が和らぐのはせいぜい数日で、再発をくり返していたといいます。
そんな中、理容室の常連さんから私が行っている施術や足ふり体操などのセルフケアを教えてもらい、斎藤さんは2013年4月に当施設を訪れました。

2ヵ月後には腰痛の軽減も実感できた

斎藤さんは、手軽に行える足ふり体操を気に入って、早速その日から開始。すると、足の引きつれが3週間後から徐々に軽減し、2ヵ月ほどで腰痛の改善も実感できるようになりました。
また、以前よりも立っているときに足がしびれにくくなったおかげで、理容師の仕事がやりやすくなったと話しています。
そのころに斎藤さんは整形外科で再検査を受けており、MRIの画像では膨らんだ黄色靱帯に変化はありませんでした。
それでも腰痛や坐骨神経痛の改善が認められたのは、足ふり体操によって大腰筋が鍛えられた結果、姿勢が正されて腰椎の負担が減ったことや、腰まわりの筋肉の血流がよくなったことも関係していると思われます。

・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。

出典

16年8月号_S.png●わかさ 2016年8月号
・わかさの情報はこちらから
http://wks.jp/publication/wakasa/

・電子書籍は、こちらからご購入ください
Kindle(amazon)の電子書籍ページ

●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。


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