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【症例報告・足ふり体操】狭窄症で15分以上歩けなかったが2週間で歩行時間が延びすべり症まで改善

著者:「骨と筋」代表 宮腰 圭

宮腰圭先生が考案した、「足ふり体操」と「ゆりかごゴロゴロ体操」、この二つの体操・ストレッチを行って、実際に脊柱管狭窄症やすべり症、腰痛・坐骨神経痛などが改善した患者さんの例を宮腰先生にお聞きしました。

●足ふり体操については、下の記事をご覧ください。

●ゆりかごゴロゴロ体操については、下の記事をご覧ください。

すべり症の傾向があった中村さん

足ふり体操やゆりかごゴロゴロ体操によって脊柱管狭窄症の症状が改善したケースを紹介しましょう。
中村光子さん(68歳・仮名)は、足の痛みやしびれで長時間歩けなくなる間欠性跛行の症状が現れていました。整形外科で検査したところ、腰椎(背骨の腰の部分)の4番と5番の一部がトゲ(骨棘)のように飛び出して神経を刺激していたほか、腰椎の3番がずれて、すべり症ぎみになっている脊柱管狭窄症と診断されたのです。
牽引や薬物療法などの治療を受けたものの、症状に改善が見られなかったため、友人の紹介で2015年9月に当施設を訪れました。私は中村さんに施術を行うとともに、足ふり体操とゆりかごゴロゴロ体操も指導し、毎日行うようにアドバイスしたのです。

30分以上歩けるようになりしびれも軽減

2週間後に再来院した中村さんは、表情がとても晴れやかでした。以前は続けて15分も歩けなかったのが、30分以上歩けるようになったのです。腰の張りが和らぎ、太ももの坐骨神経痛も起こりにくくなったとのこと。
さらに、今年に入ってから再びMRI(磁気共鳴断層撮影)検査をしたところ、ずれていた腰椎3番が正常な状態に近づき、すべり症の改善が認められたと中村さんは報告してくれました。

・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。

出典

16年8月号_S.png●わかさ 2016年8月号
・わかさの情報はこちらから
http://wks.jp/publication/wakasa/

・電子書籍は、こちらからご購入ください
Kindle(amazon)の電子書籍ページ

●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。


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