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【狭窄症対策レシピ】勝野浩先生監修「ビタミンB12」強化レシピは神経の修復に役立つ?

著者:ヒロ整形クリニック 院長 勝野浩

腰部脊柱管狭窄症の患者さんにおすすめのレシピを紹介する「狭窄症対策レシピ」。
今回は、愛知県長久手市にある、ヒロ整形クリニックの院長・勝野浩先生がおすすめする「ビタミンB12強化レシピ」を紹介します。

ビタミンB12は、脊柱管狭窄症で傷ついた末梢神経の修復を促したい人におすすめです。ここでは、ビタミンB12の基本的な情報やビタミンB12が多く含まれている食品などを解説します。

損傷した神経の修復を助ける?ビタミンB12はすごい!

腰痛をはじめとする痛みやしびれの原因の一つに、末梢神経の損傷があります。末梢神経とは、手足や内臓など体の各部位に向かって、網の目のように張りめぐらされている神経のことです。
腰部脊柱管狭窄症が原因で末梢神経がダメージを受けると、足腰に痛みやしびれの感覚が生じるのです。

そうした末梢神経の修復には、「神経ビタミン」とも呼ばれるビタミンB群の摂取がおすすめです。そして8種類あるビタミンB群の中で、特に神経修復作用に役立つと考えられるのがビタミンB12です。
ビタミンB12には、神経細胞を構成している脂質の生成を促す働きがあることで知られています。もちろん、食事だけで傷ついた末梢神経を修復するのは難しいといえますが、こうした栄養素をとることはとても重要です。

実際、整形外科では、しびれを訴える患者さんに、ビタミンB12の薬を処方する場合が多くあります。

ビタミンB12は貝類に多く含まれている

ビタミンB12の推奨摂取量(厚生労働省による日本人の食事摂取基準2015年版)は、1日当たり2.4マイクログラム(1マイクログラムは1000分の1ミリグラム)で、日常的にバランスのいい食事をとっていれば本来は不足しにくい成分です。しかしながら、毎日の飲酒や喫煙、過度の減量、外食中心の偏った食生活などが続くと摂取量が不足する恐れがあります。

では、ビタミンB12を補うには、どんな食品を食べればいいのでしょうか。
身近な食品で特に含有量が多いのは、シジミやアサリ、アカガイ、ホッキガイ、ハマグリ、カキなどの貝類があります。
ほかにも牛・鶏・豚のレバーや、スジコやイクラ、イワシなどの魚介類、ノリ、プロセスチーズにも豊富です。これらの食品を積極的にとるようにして不足分のビタミンB12を補うのがいいでしょう。
「脊柱管狭窄症ひろば」では、「ビタミンB12強化レシピ」のレシピを更新していくので、みなさんもビタミンB12を積極的にとるようにしてみてください。

もちろん、料理を食べただけで症状がよくなるというわけではありません。専門医の治療を受けるとともに、日常生活の中でこうした食事を実践してみてください。

【毎週更新中】ビタミンB12強化レシピ集

くわしい作り方は、画像・料理名をクリックしてください。

01_シジミエキス汁.jpg●ビタミンB12強化レシピ①
シジミエキス汁
ビタミンB12が特に多いシジミのエキスが豊富なので、少量飲むだけで効率よく補える
02_アサリ雑炊.jpg●ビタミンB12強化レシピ②
アサリ雑炊
アサリもビタミンB12が豊富な食材
03_牛レバーのハーブグリル.jpgビタミンB12強化レシピ
牛レバーのハーブグリル
レバーの中でも特にビタミンB12が多い牛レバーを使った料理
04_焼きノリスープ.jpgビタミンB12強化レシピ
焼きノリスープ
ノリは手軽にビタミンB12を補える
05_アサリの豆乳チャウダー.jpgビタミンB12強化レシピ
アサリの豆乳チャウダー
ビタミンB12が豊富に含まれたアサリがおいしくとれます
06_鶏レバーとネギの塩焼き.jpgビタミンB12強化レシピ
鶏レバーとネギの塩焼き
鶏レバーには、ビタミンB12の働きを助ける葉酸も豊富です
07_イワシのレモンマリネ.jpgビタミンB12強化レシピ
イワシのレモンマリネ
お財布に優しいイワシでビタミンB12をたっぷり補えます

08_ノリとネギの梅肉和え.jpgビタミンB12強化レシピ
ノリとネギの梅肉和え
ノリを使えば手軽にビタミンB12を補えます。

09_ノリとチーズのピザ.jpg●ビタミンB12強化レシピ⑨
ノリとチーズのピザ
チーズを使ってタンパク質も補える

10_レバーペースト.jpg●ビタミンB12強化レシピ⑨
レバーペースト
5日間ほど作りおきできるのでビタミンB12を毎日らくにとれる

 
 
 
 

・記事の内容は安全性に配慮して紹介していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して専門医にご相談ください。
・医療機関にて適切な診断・治療を受けたうえで、セルフケアの一助となる参考情報として、ご自身の体調に応じてお役立てください。
・本サイトの記事は、医師や専門家の意見や見解であり、効果効能を保証するものでも、特定の治療法・ケア法だけを推奨するものでもありません。

出典

koshiraku_002thumbnail.jpgわかさ増刊号 脊柱管狭窄症克服マガジン「腰らく塾」 vol.2 2017年春号
http://wks.jp/koshiraku002/
著者:勝野 浩

●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。

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