1. 【聞く】名医が答える一問一答
  2. 病気について
  3. 【一問一答】親が脊柱管狭窄症だったのですが、自分にも脊柱管狭窄症は遺伝しますか?

【聞く】名医が答える一問一答

【一問一答】親が脊柱管狭窄症だったのですが、自分にも脊柱管狭窄症は遺伝しますか?

著者:清水伸一

「名医が答える一問一答」のコーナーでは、多くの脊柱管狭窄症の患者さんが疑問に思っていることやよくある質問などに脊柱管狭窄症の名医が答えるコーナーです。
今回、質問に答えてくれる名医は、清水整形外科クリニック 院長 清水 伸一先生です。

脊柱管狭窄症は後天的なリスクの方が大きいです

患者さんの中には生まれつき脊柱管(せきちゆうかん)が狭い先天性の脊柱管狭窄症のため、20代や30代で腰痛や坐骨(ざこつ)神経痛を発症する人もいます。
また、椎骨(ついこつ)や椎間板の形状も遺伝の影響を受けるので、両親や兄弟姉妹に脊柱管狭窄症の人がいれば、発症リスクはないとはいえません。

しかし、近年、脊柱管狭窄症の患者数が急増しているのは、日本人の高齢化によるものです。年を取れば背骨の老化によって脊柱管は狭窄しやすくなるので、誰もがその予備群ともいえます。
ただし、脊柱管狭窄症を発症する人もいれば、一生無縁で過ごす人もいて、症状の程度は人によってさまざまです。この違いには日ごろの生活習慣が深く関与し、ネコ背などの悪い姿勢や運動不足、喫煙、睡眠不足、偏食、ストレスなどが続けば、腰椎や腰回りの筋肉の老化が進み、発症のリスクは高まります。
職業では、腰に負担のかかる運送業・建築業・農業・介護業、長時間座りっぱなしの事務職、立ちっぱなしのサービス業などに患者さんが多いようです。さらに、職業に関連して過去になんらかの腰痛を患った人も、高い確率で脊柱管狭窄症を発症しています。

このように、脊柱管狭窄症には後天的な要素が強く影響するため、ふだんからの姿勢や生活習慣の見直しで発症のリスクを低下させたり、進行を抑制したりすることはできるのです。

●脊柱管狭窄症を改善する姿勢や生活習慣に関しては、
姿勢から改善する脊柱管狭窄症【根治】プログラム
脊柱管狭窄症の進行を抑える「坐骨二点座り」が座り方の正解
朝まで痛み・しびれを軽減!狭窄症の人のための[寝る姿勢]指南
などをご覧ください。


16年8月号_Mid.jpg出典:わかさ8月号 脊柱管狭窄症克服の極意 名医10人の111問111答
http://wks.jp/wakasa1608/
著者:清水伸一

この記事が気に入ったらいいね!しよう