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【症例報告・両手杖歩き】両手杖歩きを行ったら3ヵ月で歩ける距離が倍になり、休む時間も減って足取りも軽やかになった

著者:清水伸一

「体験談・症例報告」では、本サイトで紹介する自力改善方法で、実際に脊柱管狭窄症の症状が回復した人の体験談や症例報告を紹介します。
ここでは、「両手杖歩き」を行って、症状が改善した仲野仁さん(62歳・仮名)の症例を清水伸一先生が紹介します。

「両手杖歩き」について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
脊柱管狭窄症で歩けない! [重症度別]歩行力アップ法&緊急対処法(両手杖歩きの項を参照)

血管拡張薬を飲んでも症状は悪化した

神経性の間欠性跛行(こま切れにしか歩けなくなる症状)により、足腰の筋力が衰えた人に向くのが両手杖歩きです。実際に、両手杖歩きで間欠性跛行が改善した人の例を紹介します。
仲野仁さん(62歳・仮名)に腰部脊柱管狭窄症の症状が現れたのは、今から五年前のこと。腰から右足にかけて痛みが走るようになり、病院に行ったところ、脊柱管狭窄症と診断されたのです。
血管拡張薬を六ヵ月間服用しましたが、症状はむしろ悪化。痛みに加え、右足にしびれが現れるようになりました。さらに、間欠性跛行にも悩まされ、200m歩くたびに五分休まなければならなかったそうです。
その後、足腰の筋力が衰えたためか歩行距離は短くなり、歩き方も不安定になってきました。病院の医師からシルバーカー(手押し車)の使用をすすめられましたが、抵抗感が強かったので、代わりにT字杖を使うことにしたといいます。
T字杖を1本だけ使うと、杖を持ったほうの手首に上半身の重みがかかるのが難点です。案の定、仲野さんは手首を痛めてしまいました。
やがて、病院から脊柱管狭窄症の手術をすすめられ、わらにもすがる思いで、当院を受診したのです。

両足に筋肉がつき下半身が安定した

まず、仲野さんにはT字杖を2本使う両手杖歩きを行ってもらいました。これなら杖をついたときの負担を左右の手首に分散できるので、手首を痛める心配が少なくなります。
両手杖歩きの指導を受け、要領をマスターした仲野さんは、毎日、両手杖歩きで散歩をしたといいます。しだいに、やせ細っていた両足に筋肉がつき、歩行距離が少しずつ延びるようになりました。
次に、仲野さんにすすめたのが、ウォーキング用の杖を使った両手杖歩きです。ウォーキング用の杖は伸縮可能なので、長さを調整すれば、T字杖よりもらくに地面をつけます。
町中で使うと目立つというので、公園で歩行訓練を行うさいにウォーキング用の杖を使ってもらうことにしました。
その結果、3ヵ月後には歩行距離が延び、杖を使えば一度に500mまで歩けるようになりました。しかも、3分ほどの休憩で再び同じ距離を歩けるようになったのです。
仲野さんは、今でも両手杖歩きを毎日熱心に続けているそうです。

出典

狭窄症Part01_cover.pngわかさ夢ムック1 腰と首の脊柱管狭窄症に絶対勝つ!あっと驚く自力克服道場
http://wks.jp/mook001/
著者:清水伸一

●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。


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