1. 【知る】ニュース&トピックス
  2. コラム
  3. 【アンケート企画】40~50代冬は[腰痛]要注意シーズン。「抑うつ」傾向との相関を示すデータも

【知る】ニュース&トピックス

【アンケート企画】40~50代冬は[腰痛]要注意シーズン。「抑うつ」傾向との相関を示すデータも

「腰痛」は腰部脊柱管狭窄症(以下、脊柱管狭窄症)の第一に挙げられ、最も関係の深い症状のひとつです。
そこで、脊柱管狭窄症ひろばを運営する株式会社わかさ出版は「腰痛」に関するアンケート調査を行いました。脊柱管狭窄症ひろばでも多くの記事を監修する清水伸一医師に監修をお願いして、レポートを作成し、12月20日にプレスリリースとして発表しました。
腰痛の重大原因の一つである脊柱管狭窄症があまり知られていないことや、40・50代での腰痛では「抑うつ」傾向との相関が見られることなど、意外な事実がわかりました。

※本記事は、わかさ出版が行ったプレスリリースを元に作成しておりますが、本サイトへの掲載のため一部加筆・修正を行っておりますので、予めご了承ください。
プレスリリース本文については、以下のリンクからご覧になれます。
PRTIMES-【専門医が注意喚起】40~50代冬は腰痛要注意シーズン。「抑うつ」傾向との相関を示すデータも~わかさ出版~
(PRTIMESのプレスリリースにリンクしています)

【調査概要】

調査期間:2016年11月
調査方法:ネットアンケート
調査対象:40歳以上の男女601人(「あなたの体の悩みは?」という質問に、「腰痛」と答えた人=腰痛あり:208人、腰痛以外を答えた人=腰痛なし:393人)

2016年11月、40歳以上の男女601人に対し、体の悩みに関するアンケートを行いました。体の悩みの中でも、特に「腰痛」の有無に分け、回答内容を分析し、「腰痛」に悩んでいる人の実態を調査しました。

◯各年代で3割以上が「腰痛」に悩み、特に40〜50代の割合が高い

まずは、体の悩みで「腰痛」と答えた人の各年代の割合を見てみると、全体では3割以上、年代別に見ると40代では35.7%、50代では、36.9%の人が「腰痛」に悩みを持っているという結果になりました。腰痛のイメージとしては、高齢者に多いと思われがちですが、実際は40代・50代の現役世代の方が、悩んでいる割合が高いという結果でした。

◯「腰痛」に悩んでいる人は「抑うつ傾向あり」の割合が2.29倍高い結果に(「腰痛」に悩んでいない人と比較して)

※このチェックは、あくまで抑うつの傾向を調査したもので、アンケート回答者のうつの医学的な診断をするものではありません。

アンケートでは、簡易的に抑うつ病の傾向がチェックできる「SPQ-D 東邦大式調査表」を用いて、抑うつ傾向を調査しました※。調査は、加点方式で「抑うつ傾向あり」「境界領域(抑うつのボーダーライン)」「抑うつ傾向なし」の3段階に分けられます。
「腰痛」に悩んでいない人は、「抑うつ傾向あり」が10.9%。一方、「腰痛」に悩んでいる人は、「抑うつ傾向あり」が25.0%で、2.29倍も高い結果となりました。腰痛があると抑うつ傾向になりやすい、という因果関係までは言えませんが、少なくとも何かの関連性は推測できます。
清水医師によると「慢性的に腰痛に悩む患者さんは、どうしても気分が落ち込みがちです。『この痛みがずっと続くのか』『この痛みを他人に分かってもらえない』『仕事を続けられるだろうか』など、悩みは患者さんによって異なりますが、腰痛を起因として不安・ストレスを感じて、抑うつ傾向になってしまう患者さんも多く見受けられるのが腰痛の厄介なところです」とのことです。

◯年代別では「腰痛」に悩んでいる「40代」は「抑うつ傾向」が最も高く、腰痛が仕事に影響のある人は特に注意

先の抑うつ傾向に関する項目で、「腰痛」に悩んでいると答えた人の年代別に「抑うつ傾向」を分析。40代での「抑うつ傾向あり」の割合が39%、50代が16%、60代以上が14%と、40代が他の年代に比べ、倍以上高い結果になりました。
40代の腰痛が決して少なくないこと、さらに社会的な責任も大きくなることも考えると、40代の腰痛と抑うつは、現代社会の大きなトピックになる可能性があります。
「これは当然の結果かもしれません。40代となると、一般的に仕事も責任も増え、ストレスも大きくなる年代。そこに前述のような腰痛に起因する不安・ストレスが加わるので、抑うつ傾向が他の年代より高くなるのも納得です。仕事に関していえば、営業などで移動が多い、接客で立ち仕事をしている、肉体労働に従事しているなど腰痛の影響が仕事に直結する人は、特に不安感やストレスが大きいので注意が必要です。
また、50代以上の人は、時間に余裕のある人が増え、痛みが出たときにはきちんと診察を受け、日頃からしかるべき対処をして腰痛が軽減されることで、結果抑うつ傾向になる割合が低くなるのだと考えられます。忙しい方も、ぜひ早めに医師の診断を受け、適切に改善してください」(清水医師)。

◯腰痛に悩んでいる人でも病名キーワードの認知度は低い

腰痛の重大原因となる代表的な病名のキーワード「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」についても質問しました。「腰痛」に悩んでいる人でも、「言葉の意味や症状を良く知っている」という人は半数程度。「言葉は知っているが、意味や症状を詳しく知らない」「言葉を聞いたこともない、まったく知らない」を合わせた数字は、「椎間板ヘルニア」は49%、さらに「脊柱管狭窄症」は75%、「腰椎すべり症」は86%に上ります。腰痛を引き起こす原因が、一般的に認知されていないことがわかります。
清水医師はこの結果に対して、以下のようにコメントしています。
「私のクリニックに腰痛で来院される方のほとんどは、腰痛のきちんとした原因を把握していません。確かに、腰痛の80%以上は原因が分からないといわれていますが、残りの20%かどうかもきちんと診察しないまま腰痛を放置している人が多くいます。間違った知識で自分の腰痛の原因を決めつけるのもよくありませんが、きちんと診察を受けることではっきりとした原因がわかることもあります。原因がわかれば、自分の腰痛に対する不安・ストレスも軽減されるので、先ほどの抑うつ傾向なども少なくなり、前向きに腰痛対策に臨めます。ですので、腰痛に関連するキーワードの意味や症状を知り、診察を受けきちんと自分の現状を把握することも重要なのです」。

◯清水整形外科クリニック院長 清水伸一医師おすすめ「スーッと背伸び」で腰痛撃退!

腰痛の患者さんに向けて、清水医師から腰痛対策の体操もお聞きしました。
「運動をすることは腰痛の予防・対策に重要なポイントですが、もう一つ重要なポイントは『姿勢』です。腰痛を避けるために、患者さんの多くが前かがみ姿勢を取りがちです。しかし、前かがみ姿勢は背骨本来のS字カーブ(ナチュラルライン)がくずれ、胸椎の後弯が強まる「曲がり胸椎(ネコ背)」を引き起こします。この曲がり胸椎の悪影響は全身に及び、肩こりや慢性疲労、肥満、集中力の低下、冷えなどを招くことになります。
腰痛の予防・対策のためにも、この曲がり胸椎を正しい姿勢に導くことが必要になってきます。そこで、おすすめの体操は『スーッと背伸び』です。やり方も簡単なので、ぜひ試してみてください。

スーッと背伸びのやり方は本サイトでも紹介しています。
くわしくは、姿勢から改善する脊柱管狭窄症【根治】プログラムをご覧ください。


◯冬場は腰痛の増大時期で医師も注意喚起、予防・対策はしっかりと

最後に、清水先医師からアドバイスをいただきました。
「特に寒さが厳しくなってくる冬は腰痛が悪化する患者さんが多くいるので注意が必要です。冬に腰痛が悪化する理由のひとつは、寒さで体が縮こまることで前かがみの姿勢をとって、先述の曲がり胸椎の状態になりやすくなるからです。もう一つは寒さで筋肉が萎縮・緊張して硬くなりやすくなることです。背骨を支える筋肉が萎縮・緊張してしまうと、腰椎や骨盤が歪んでしまい、腰痛となって現れる場合があるので注意が必要です。
特に今回のアンケートで、「腰痛のはじまった年代」「抑うつ傾向」がともに高かった40代はもちろん、腰痛に悩んでいる人の割合が多かった50代の人も、冬は腰痛の悪化に十分に注意してください。
腰痛は悪化すると立てなくなる・歩けなくなるなど、生活に支障が出る厄介なものですが、きちんと診察を受けて、自分に合った体操や生活習慣などを身につければ予防・対策ができます。この冬はきちんと体を温めてマッサージなどで筋肉をほぐし、『スーッと背伸び』で姿勢を正して腰痛の予防・対策を試みてください」。

本調査の利用について

本調査の転載・引用については、
以下のプレスリリースに記載していますので、そちらをご覧ください。

PRTIMES-【専門医が注意喚起】40~50代冬は腰痛要注意シーズン。「抑うつ」傾向との相関を示すデータも~わかさ出版~
(※PRTIMESの記事にリンクしています)


●脊柱管狭窄症をいちから知りたい方は、ぜひ下の記事をご覧ください。


【知る】ニュース&トピックス

この記事が気に入ったらいいね!しよう