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【治す】自力改善

家事・炊事・運転がぐっとらくになる!狭窄症の人のための日常動作指南

脊柱管狭窄症の痛みやしびれで家事や炊事、さらには車の運転がつらいという患者さんは多いのではないでしょうか。
そこで、日常生活の中で役立つ姿勢を清水整形外科クリニック院長・清水伸一先生に解説してもらいます。

そのほか、日常生活でとるべき姿勢については、以下の記事をご覧ください。
姿勢から改善する脊柱管狭窄症【根治】プログラム
[脊柱管狭窄症の寝方指南]朝まで痛み・しびれを軽減できるのはどの寝方?
【脊柱管狭窄症の座り方】は進行を抑える「坐骨二点座り」が正解

立ち仕事をするときにらくな姿勢

一般に、整形外科では、脊柱管狭窄症の患者さんには、「背中や腰を丸めて前かがみの姿勢で過ごす」ことが指導されます。
しかし、これは、あくまで痛みやしびれの症状を一時的にやりすごすための応急処置です。
脊柱管狭窄症の人は、ただでさえ、背骨本来のS字カーブがくずれ、背骨やその周囲の筋肉の衰えが進んでいます。そこに前かがみ姿勢のクセが加われば、背骨はますますゆがんでしまいます。
そこで、立ち仕事のさいは、痛みやしびれの出ない範囲で上体を軽く起こし、背骨のゆがみが進まないようにしましょう(この姿勢をニュートラルポジションという)。
ニュートラルポジションをできるだけ意識した姿勢を取れば、立ち仕事のさいにも、腰への負担を減らすことができます。
具体的にいえば、立ち姿勢では足を軽く前後に開き、背すじを伸ばします。こうすると上半身の負担が股関節・ひざ・足にバランスよく分散し、腰の負担を減らせます。
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おじぎをする場合は、腰から曲げるのではなく、背すじを伸ばし、お尻を軸にして上半身を前に倒しましょう。

家事をするときにらくな姿勢

また、炊事や掃除、洗濯などの家事をこなすときにも、腰には大きな負担がかかっています。そこで、家事のさいも、腰の負担を減らす姿勢を取るように心がけましょう。
具体的には、炊事や掃除機がけなどの立ち仕事では、前後に足を開いた姿勢を取ったり、足台を使ったりするなどの工夫が必要です。長時間、腰を反らしたり前かがみになったりしないように注意してください。
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炊事では、調理台の高さを調整します。調理台が高ければイスに腰かけたり、調理台の上に台を置いたりすると腰の負担を減らせます。
掃除機をかけるときは柄を長めに調節し、上体を起こしたまま行いましょう。また、家具の下に掃除機をかけるときも中腰にならず、床にひざを着けてしゃがみます。
雑巾がけの場合も同様の姿勢を取ると、腰に負担がかかりません。

車を運転するときにらくな姿勢

車を運転するときは、シートの座面に坐骨を垂直に当てる座り方を心がけてください。坐骨をシートに垂直に立てて座れば、腰への負担を減らすことができます。
また、このように座れば、長時間イスに座っていても疲れにくい姿勢になるので、車の運転には打ってつけといえるでしょう。
シートの背もたれと座面の角度は、100~110度くらい後ろへ傾かせてください。そして、背中をシートにしっかりと着け、腰とシートの間には、カー用品として市販されている「腰枕」を置きます。腰枕がなければ、丸めたバスタオルやクッションで代用してもかまいません。
さらに、運転中はまめに休憩を取り、1時間に1回は車外に出て、背伸びをしたり腰を伸ばしたりしましょう。

出典

16年8月号_Mid.jpgわかさ8月号 脊柱管狭窄症克服の極意 名医10人の111問111答
http://wks.jp/wakasa1608/
著者:清水 伸一

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